「ローカルディレクターのひとりごと」は、OFF TOKYOローカルディレクターが実際に地域での生活を通して感じたことや出会い、取材のこぼれ話などを綴ります―― OFF TOKYOローカルディレクターの安江成美です。 2025年1月にOFF TOKYOローカルディレクターとして、そして企業雇用型地域おこし協力隊として静岡県磐田市へ移住をしました。気づけば9月、あっという間すぎてびっくりしています。 JA遠州豊田青年部のひまわりリレー 7月〜8月は市内のいろんな場所でひまわり畑を発見移住をすることになったきっかけ私の出身は岐阜県美濃加茂市で、磐田市に来る前は千葉県に約10年住んでいました。「移住」という言葉を聞くと、なんとなく田舎暮らしがしたいとか、自然が好きというイメージが私は浮かびがちなのですが、そういう意味での移住願望があったわけではありませんでした。コロナ禍以降、多様な働き方に憧れを抱くように。前職で担当していたことが一区切りつき、より転職を意識したタイミングでたまたま出会った求人が今のローカルディレクターのお仕事でした。静岡県磐田市、行ったことはないけれど浜松市なら何度か行ったことあるし、東京も名古屋も近いから実家も近くなって便利そうだと思ったのが第一印象。移住というよりは、引越し感覚だったというのが本音です。ローカルディレクターを魅力に感じた理由「移住願望を持っていたわけでは無いのに、どうして知らない土地へ?」と尋ねられると色々理由はあるのですが、毎日必死に過ごすなかでふとしたときに思う、「環境を変えてみたい」という気持ちが一番大きかったと思います。そんな中でローカルディレクターの求人に出会い、改めて地域というものに興味を持ち、そこで暮らす人たちと触れ合うことが、自分自身の価値観や考え方を広げるきっかけにつながればと思いました。 磐田市で最初に感じたこと初めて磐田市へ訪れたのは2024年11月。最初の印象は、駅の周りにお店があまりない、地元に似ている、でした(笑)駅で流れている音や改札の雰囲気が地元と一緒で、知らない土地に来たようにはあまり思えなかったことが印象に残っています。 その後、お昼ごはんを食べに「さわやか」へ行きました。待ち時間もほぼなく食べられるのは磐田に来てよかったなと最初に実感したことかもしれません(笑)ソースはミックスで頼むのが好きです!磐田での暮らし、心にゆとりを持てる日々市内の道や地名も少しずつ覚え、生活に慣れてきました。これまでよりも、まちの風景や四季の移り変わりを意識するようになったと感じます。最近印象的だったのが、先日取材をさせていただいた移住者の方がお話していた「怒り」が減ったという言葉でした。自分自身も移住をして、心に少しゆとりを持って日々を過ごせているなと改めて実感。そして大きく変化したのは、地域で開催されている交流会やイベントに、SNSなどで情報を集めたり、気になるものに少しずつ参加したりするようになったことです。実際に参加してみると、少しずつコミュニティが広がっていき、何よりも試行錯誤しながらもどこか充実感や自分らしさを持っている方が多く、驚かされる日々です。人との交流を通して自分自身の気づきにつながることも多く、いろんな方に少しずつ多様な生き方のヒントをもらっている気がします。 そんな私が磐田の人たちからもらっている生き方のヒントたちをこれからもOFF TOKYOを通して届けていきたいと思っています。