ローカルディレクターのひとりごと #9 鳥取に移住したら、冷蔵庫にちくわが常備された話

「ローカルディレクターのひとりごと」は、OFF TOKYOローカルディレクターが実際に地域での生活を通して感じたことや出会い、取材のこぼれ話などを綴ります――

 

鳥取市のローカルディレクターの北側です。

 

突然ですが、鳥取市は「ちくわの購入金額」が全国トップレベル、らしい。

初めは正直「なぜ、ちくわ?」と疑問に思ったが、鳥取市に住み始めてだんだんその理由がわかってきた。

 

移住してきてすぐの取材時に、初めて聞いた「豆腐ちくわ」という言葉。

調べてみると、ちくわに豆腐を7〜8割混ぜたもので、鳥取市の特産品。

始まりは江戸時代初期。当時の鳥取藩藩主が、財政の立て直しのために貴重な魚を控え、豆腐を混ぜてちくわを作るように言ったのが始まりだとか。

 

意識し始めると、あらゆるところで見かけるようになった。週末ランチに行ったお店で「豆腐ちくわ」というメニューがあったり、ランチプレートの一品になっていたり。

鳥取駅近く、たくみ割烹店の豆腐ちくわ(左)とあごちくわ(右)

 

食べ方もいろいろあるようで、周りに聞くと、そのままわさび醤油で酒のつまみとして食べることが多いそう。食べてみると、豆腐が入っている分、柔らかくふわふわな食感。

 

さらに、豆腐ちくわは1種類ではない。

ねぎや、チーズとトマトなどを混ぜた豆腐ちくわもあり、鳥取駅前のお土産屋さんにはずらりと並ぶ。

もちろん、お土産としてだけではなく、家の近くのスーパーにも様々な種類のちくわが並ぶ。冷蔵スペースの一角が全て豆腐ちくわになっていて驚いた。

 

正直なところ、鳥取に来るまで、ちくわは好きでも嫌いでもなかった。気づいたら冷蔵庫に常備しているほど、豆腐ちくわが私の日常の中に入り込んできていた。醤油をつけても美味しいけど、私はそのまま食べる派。私が一番気に入ったのは、教えてもらって食べた「ねぎ豆腐ちくわ」。

お弁当のおかずにしたり、夕ご飯に一皿追加できたりして、すごくちょうどいいし、味もいろいろあって飽きない。なんだかんだで、つまんでしまう。

そうか。これが鳥取市ちくわの購入金額で長年トップを取ってきた理由か。

 

 

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