キャンプ女子、すきを仕事に – Focus on sanjo-

ものづくりとアウトドア文化が根づくこの土地で、アウトドア用品のデザインに携わっているのが岡村ゆりさんです。

地元の山口県から燕三条へ引っ越して、もうすぐ暮らし始めて半年ほど。

老舗アウトドアブランド「キャプテンスタッグ」を展開するパール金属株式会社 アウトドア事業部で、プロダクトデザイン職として働いています。新しい環境での「働くこと」と「暮らすこと」について伺いました。

愛用していた製品を、自分の手で

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愛用してきたアウトドア用品を、今度は自分の手で

岡村さんの仕事は、アウトドア用品の設計や図面作成です。
もともと岡村さん自身も、キャンプをするときにはキャプテンスタッグの製品を愛用していたと言います。

「キャンプをする時はいつもキャプテンスタッグの製品を使っていて、だからこそ“使う側”から“つくる側”になりたいと思ってこの会社を選びました」

入社の決め手は、ものづくりへの熱量と職場の雰囲気。

「雰囲気が温かく、働きやすいと感じました。春に入社したばかりですが、早い段階から実際の業務に携わらせてもらい、CADソフトなども実践を通して学んでいます」

「使いやすさ」をデザインする

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使う人の姿を思い浮かべながら、細部までデザインを詰めていきます

現在取り組んでいるのは、食器を干すワイヤーラックのデザインです。

「畳めるのは必須ですが、運ぶときに金物の部分が勝手に曲がらないようにするなど、“使いやすさ”には気をつけています」

実際の使用シーンを想像しながら、細かい構造を形にしていきます。

暮らして感じた、燕三条の心地よさ

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新車を守れる、屋根付き駐車場のあるアパートを選びました

移住してまず感じたのは、生活のしやすさだといいます。

「街はいろんな店がそろっていて暮らしやすいですし、少し車を走らせれば自然が多い環境です。移住にはぴったりだと思いました」

移住直後に新車を購入し、駐車場環境も重視したと言います。

「せっかく新車を買ったので、駐車場に屋根がついているアパートを選びました(笑)」

アウトドアを楽しめる環境が近くにある

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三条市・下田エリアの名所、八木ヶ鼻。近くにはキャプテンスタッグ管理のキャンプ場もあります

岡村さんにとって、燕三条は趣味と相性のよい地域です。

「三条はアウトドア用品の会社が多いので、他の地域よりもキャンプ場が多く感じます。 車で行けるオートサイトもありますし、無料のフリーサイトもあるので、思い立ったらすぐ行けるのがいいですね」

身近に自然がある環境は、アウトドア好きの岡村さんにとって大きな魅力になっています。

愛用品は「アルミロールテーブル」

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岡村さんがキャンプで愛用している、アルミロールテーブル

岡村さんがキャンプでよく使っているのが、アルミロールテーブルです。

「アルミロールテーブルを使っていて、軽くて、蛇腹みたいに折りたためるのでコンパクトになりますし、ソロキャンプとかでも結構使える商品なので愛用しています」

日常的に使うことで、製品の良さや改善点も実感しやすくなるそうです。

この土地で、次のデザインを描く

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アウトドアでの経験を糧に、次のプロダクトデザインへ

新しい暮らしは、仕事にも前向きな影響を与えています。

「アウトドアの経験をもっと増やして、その視点を生かしたプロダクトをデザインしたいです」

キャンプ場が多く、自然の近い燕三条だからこそ、日々の体験がそのまま次のアイデアにつながります。

愛用していたブランドの製品を、今度は自分の手でデザインする。
岡村さんの挑戦は、燕三条での暮らしとともに進んでいます。

📹 岡村さんの動画はこちらからご覧いただけます

 

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