鳥取×ビジネス|高校時代から変わらない想い。“Do”で掴んだキャリアで「支援」を続ける

2025年9月に鳥取市に拠点を開設し、同市の企業誘致をはじめとする、産業振興や活性化に向けた事業等を展開している株式会社Dooox(ドゥークス・以下、Dooox)。

 

「どんなに良いアイデアや熱量・構想があっても行動しないことには変わらないので、その行動を支援しようという思想の会社です」

会社のことを一言で表すとしたらという問いに、このように答えてくれた。

 

Doooxという社名には、“行動”を意味する英単語の“Do”を無限に生み出し、増やすという意味が込められている。

今回インタビューしたのは、営業統括室の室長を務める浅香豪(あさか・たける)さん。印象的だったのは、浅香さんが積み上げてきたこれまでの“Do”と、対象や形は変われど、一貫する「支援」への想い。

どんな経験と出会いが今のキャリアを引き寄せたのか、そして昨年から始まった鳥取市での活動についても話を伺った。

 

浅香豪さん

 

役に立つ・助ける喜びを知り、
積み重ねた学生時代

プロ野球選手を目指した高校時代。チームは3年間のうち2度甲子園へ出場したが、浅香さんはベンチメンバーにも入れず大きな挫折を味わった。このまま夢を追い続けても実現は難しいと考えていたときに女子高校生が痴漢被害に遭うところを目撃し、とっさの判断で追いかけ犯人を取り押さえるという経験をした。

幼少期から野球で評価されることが多かったこれまでだが、野球以外でも、人の役に立つことで評価・感謝される喜びを実感したことをきっかけに、誰かの役に立ちたいという「支援」の想いが生まれる。

 

その後、担任の先生からの勧めもあって、大学では人命救助を本旨とした社会的活動のライフセービングを部活動で始めた。

団体の責任者を務め、当時ひと夏に約80万人が訪れる神奈川県・由比ヶ浜の海の安全を守った。現在も鎌倉を拠点にライフガードとしての活動に取り組むほか、コロナ禍での自粛を機に外で遊ぶ機会が減ってしまった子どもたちに海遊びの場を提供したり、五感を使って“全力で楽しむ”ことを応援するための団体(いきまる)を立ち上げ、イベントを企画、運営している。

左:ライフセービング活動に取り組む浅香さん 右:“今を全力で楽しむ=生きる“ことをテーマに活動する「いきまる」の様子。

 

「海」から「社会」へ。
Doooxとの出会い

「ライフセービングを通じて海の上では人のためになれるなと実感しましたが、これをビジネスの場に置き換えたとき、自分は何ができるのだろうと考えました」

何をしたいのか、どうすれば世の中のためになれるのか、具体的には思い浮かばなかったと言う。そこで、広く社会のためになるサービスを提供する会社に入り、自分のやりたいことを見つけていこうと決めた。

新卒で入社した株式会社リクルートでは、2年目に法人営業を任されることになり、良い機会をもらえたと話す一方で、当時は何を・どのように営業すれば良いのか分からず不安だったと振り返る。社長の考えを知らなければ営業はできないと考え、知り合いの紹介を頼りに30〜40人に話を聞きに行った。

法人営業に必要なスキルを社長らから学び、活かそうと行動した先で、Dooox代表・久保寺さんに出会う。

 

「創業して間もない時期でしたが、当時から今のような構想を話していて面白そうだなと印象に残っていました。1年後くらいに偶然再会したとき、前に言っていたことを形にしているなと感じて。(前職時代に)もっと幅広い領域で支援できることは何だろうかと考えていたときに声をかけていただいたこともあり、思い切って転職を決めました。」

 

地域に眠る“Do”のチャンスを汲み取り、積み重ね、形にする

現在は企業・経営者のほか、複数の地域に関わり、支援に取り組んでいる。神奈川で生まれ育ち東京の会社に勤めたため地方には縁がなかったと振り返るが、足を運ぶごとに、地域側にやりたいと思っているのにできていない“Do”のチャンスが沢山あることを知った。

課題が豊富であることは、解決のために生まれるビジネスの可能性も同様に存在すると考え、企業の支援と同じ熱量で地域にも貢献するようになった。

 

鳥取市に拠点を開設し、事業展開を始めておよそ半年。本市の魅力は、東京からのアクセスの良さや街のコンパクトさ(羽田空港から鳥取空港までおよそ1時間10分。空港から鳥取駅まで車で15分)、そして現場のプレイヤーが持つ熱量・危機感だと言う。

県や教育機関との連携体制、「もっとこういう風に変えていきたい」という想いや声を現場で体感し、力になりたいと感じているそうだ。

 

2025年11月に同市と共同で首都圏の企業向けに視察ツアーを開催した際には、自身の感じた魅力を伝えるべく内容を構成した。参加者から早速、進出に向けて前向きな声を聞くことができたと成果を教えてくれた。

鳥取での今後の事業展開については、自社による支援だけでなく地元の事業者と連携し、想いはあるものの実現できていない事案や、課題解決に着手することを検討している。

 

人口最少県の県庁所在地・鳥取市。

人口減少がもたらす様々な課題に対し、全国に先駆けて挑戦できる場として“Do”を加速させ、“Doooxがいたから変わった・良くなった”と言ってもらえるように、良いきっかけを多方面に広げていきたいと決意と野望を聞かせてくれた。

 

想いのあるところに駆けつけ、それを叶えるために。これからも力強い支援者として、浅香さんは“Do”を生み出し続ける。

 

拠点の入るSANDBOX TOTTORIでインタビューを実施。砂丘を目の前にした素晴らしい眺望

 

▼浅香さんのインタビュー動画は以下よりご覧いただけます▼

 

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