鳥取市の冬。日本海側に位置することから、豪雪地帯とイメージする人も多いのではないでしょうか。
本記事では、昨年末に首都圏から移住した筆者が鳥取駅周辺(中心市街地)の「雪×働く」について、データと実体験を基にお伝えします。
通勤に関する内容は一例ではありますが、駅周辺の環境を知り、鳥取市で働くことのイメージにつながれば嬉しいです。
2025-26年シーズンの降雪状況
- 初雪の観測日:2025年12月26日(8cm)
- 最大降雪量を記録した日:2026年2月8日(46cm)
- 積雪は9年ぶりに50cmを超え、記録的な大雪となりました。
- 冬期間(12月から2月)の降雪日数:計20日
- 12月:2日
- 1月:14日
- 2月:4日
- 10cm以上の降雪を記録した日数:6日
- 1月:5日
- 2月:1日
(2/27時点。降雪量などのデータは気象庁を参考)

シーズン最大の積雪を記録した次の日。雪化粧した鳥取市のシンボル・久松山
交通機関(道路・鉄道・航空便)への影響
顕著な降雪となった1/22(25cm)・1/25(26cm)・2/8(46cm)と、その前後数日は大きな影響が見られました。
例年20cm程度の降雪を記録する日は数日あり、その際は道路の通行止め・列車の運休・航空便の欠航といった対応が取られるため注意が必要です。
<道路>
鳥取自動車道…鳥取県を南北に走り、岡山・兵庫県方面へとつながる高速自動車国道
山陰自動車道…鳥取市を起点とし、山口県美祢市を終点とする高速自動車国道
※冬タイヤに関しては、11月中旬〜下旬に装着することが推奨されています。

左:鳥取自動車道 右:山陰自動車道(引用:「とっとり旅」)
- 12/26:鳥取自動車道の一部区間、並行する国道が通行止め
- 2/8:鳥取自動車道の一部区間と並行する国道・山陰自動車の一部区間が通行止め
<鉄道>
鳥取駅を発着する在来線(山陰線・因美線)や島根・岡山、大阪方面への特急列車
- 1/21, 1/22, 1/25:一部運休/終日運休
- 2/7, 2/8:終日運休
<航空便>
東京(羽田空港)と鳥取(鳥取砂丘コナン空港)を運行する5便
- 1/22:全便欠航
- 2/8:全便欠航
10cm程度の降雪があると、その前後の数日間は一部の便が欠航となりました。
通勤について。“雪のある暮らし”1年目の筆者の体験レポート
私は関東南部や関西地方の、冬でも比較的温暖な平地で生まれ育ち、社会人になってからも東京を拠点に活動していたため、雪は「非日常」の生活でした。
雪が「日常」の鳥取市での生活や通勤は不安でしたが、冬の3ヶ月を過ごしてみた今は“想像していたより、大丈夫だった!”と感じています。
このように感じた理由は2つあります。
▼除雪が車道・歩道ともに行き届いているため
通勤・物資輸送路が車道除雪対象路線となっているため、朝の通勤に合わせて、前日の夜や早朝から除雪車による作業が行われています。除雪の状況は、鳥取市役所 都市整備部 道路課が運営する「とりみちinfo」でリアルタイムに確認することができます。
主要道路は、通勤時間帯の朝8時頃には概ね通行可能な状態になっていました。

左: 12月26日の朝・鳥取駅前、右:鳥取駅からまっすぐに伸びる本通りの除雪後の様子
▼鳥取駅周辺は屋根や地下通路が整備されているため
駅周辺は以下の写真のように、屋根や地下通路が整備されています。

鳥取駅北口の駅前
左下:地下通路への入り口。駅から屋根でつながっている、右下:地下通路内

左上:鳥取駅北口、右上:鳥取駅南口
地下通路を抜けてもアーケードがあり、屋根の下を移動できる
除雪が行き届いているため雪かきは必要なく、屋根や地下通路があるため、雪に慣れていない私でも問題なく通勤できました。
降雪時の対応や、駅周辺の環境が整えられていることから、充実した通勤インフラがあると言えるのではないでしょうか。
鳥取市の「雪×働く」まとめ
交通機関を利用する場合には運休や欠航、運転時には通行止めといった影響を受けることがあります。実際に私は、東京出張で1/22に羽田空港への航空便を予約していましたが、降雪による欠航が見込まれたため、前日移動に変更しました。
除雪に関しては、市道では通勤や物資輸送に関わる道路を対象に除雪が行われており、鳥取駅から中心市街地の範囲においては、屋根や地下通路等によって快適に移動することができます。
鳥取市は雪のシーズンになると、交通機関への影響が出たり、歩行時にも注意が必要になったりと大変な一面があるものの、公共サービスやインフラが整備されているため、中心市街地においては、雪暮らしが初めてでも大きな心配なく生活できる場所だと感じました。