※本記事は、2025年5月29日に開催された「OMUTA NIGHT【OFF TOKYO×福岡県大牟田市】」の様子をリポートしています。
東京と地域をつなぐローカルハブ OFF TOKYO でこの日行われたのは「OMUTA NIGHT」。

場を企画したのは、大牟田に縁と愛のある二人。
大牟田生まれ大牟田育ち、大牟田のまちづくり会社で働いていたところから、ライフイベントをきっかけに今年4月から関東で働き始めた、紫牟田あいらさん。
そして、本記事を執筆している私は、大阪生まれ大阪育ち。昨年12月から転職を機に、関東から大牟田へ移り住んで半年を迎えようとしていました。

そんなホスト二人が開催するこの場に集まった方々の参加理由は、実に多様。
「実は、大牟田の高校に通っていて、すごい縁を感じてきました。」
「福岡出身なんですけど、大牟田って行ったことなくて、知る機会にできたらいいなって思って。」
「今日予定が空いてて、地域関連でなにかイベントやってないかな〜って、peatixで調べてたら、偶然見つけました。」
大牟田に、縁やゆかりがあるかも人それぞれ。
ただ、共通する想いは「地方に関心があること」でした。
そんな共通の想いがあるからか、乾杯前から各テーブルでは、自然と会話が生まれていました。
ホスト二人からの大牟田にまつわるローカルトークのあとには、その日にもってきた大牟田や福岡の手土産を振舞いました。

大牟田限定の高菜めんべい、大牟田発祥の郷土菓子「草木饅頭」、そして有明海沿岸地域の酒蔵とコラボした永野酒考オリジナル「駒吉」シリーズ。
高菜めんべいが美味しすぎると話題になったり、消費期限が3日の草木饅頭を久しぶりに味わえることに感動する声が聞こえたり、「駒吉」シリーズの飲み比べで好みをシェアするなど、大牟田の食にまつわる話題で場が盛り上がりました。
ともにする時間や食事を通して、場の空気が温まっていくのを感じました。

そんな温まった場のなかで、参加者の共感を生んだ印象的な会話がありました。
それは、東京の利便性や情報入手の容易さにメリットを感じつつも、地方で触れられる人々の温かさや豊かな自然がある環境が、自身にとって「なくてはならないもの」であるという会話でした。
いま、必要性を感じて身を置く「東京」と、心が求める「身を置きたい場所」との間で、どのようにバランスを取り、心地よい生き方を見つけていくか。
それは、現代を生きる私たちにとって、大切な問いだと感じます。
そんな会話を偶然集まった人たちで自然発生的にできてしまうのが、ここ「OFFTOKYO」という場所なのかもしれません。

大牟田流の一本締めで会を締めくくった後も、参加者の方々の立ち話は続きました。

その賑やかな様子から、この場を心から楽しんでいただけたことを感じました。
お土産には@ KIMMY’S COFFEEのドリップパックを。
「大牟田、行ってみたくなりました!」
そんな声を聞けたことが、何よりも心に残る瞬間でした。

