
熊本に“新しい風”が吹いている。
「まさに今、大学として新たなチャレンジをしているところです」
そう話すのは、熊本県立大学 総務課の松尾さん。教務入試課の尾方さんも「地域の未来を担う若者を育てる。それが私たちの仕事です」と力を込める。
公立大学法人熊本県立大学では、新学部設立にともない、全国から広く事務職員を募集しています。
地域で活躍できる人材を輩出する
それが県立大の使命

熊本県立大学 総務課 財務班の松尾さん
「九州はもちろん、これからの日本に必要となる学部であることは間違いありません」
松尾さんが語る「学部」とは、熊本県立大学(以下、県立大)が、2027年4月の開設を目指して準備を進めている「半導体学部(仮称)※」のこと。同大学初となる工学系学部設立の背景には、地域の現状が大きく関連している。熊本は今、日本の半導体拠点として急成長を遂げており、世界の企業が次々と進出。“シリコンアイランド九州”を牽引する都市となっている。
「県立大で新しい学部を立ち上げるのは実に33年ぶり。大学にとっても大きな挑戦です。まずはしっかりとスタートさせ、地域で活躍できる人材を輩出していく。それこそが県立大の使命なので、非常にやりがいを感じています」と、松尾さんは目を輝かせる。
※半導体学部(仮称)に関する設置計画は予定であり、今後、変更する場合があります。

熊本県立大学 教務入試課 教務班の尾方さん
「熊本は半導体産業で全国的に注目を集めており、エネルギーに満ちあふれています」と、声を弾ませるのは尾方さん。
「学内のモチベーションも高く、『新しいことをやってやろう』という空気が広がっています。後方から支援する形で関わることができ、貴重な体験をさせてもらっていると感じますね」
さまざまな背景を持つ人を
“新しい風”として歓迎する

熊本県立大学キャンパス
ともに熊本出身の松尾さんと尾方さん。
松尾さんは2015年、尾方さんは2020年に、それぞれ他業種からの転職を果たしている。県立大を志望した理由を尋ねると、図らずもふたりから同じ答えが返ってきた。
それは「地域に貢献したい」という思い。
「以前は東京の翻訳会社で編集・制作の仕事をしていました」と松尾さんは振り返る。「仕事は楽しく、性に合っていたのですが、年を重ねるにつれ、このまま東京で暮らすのか、地元に戻るのかを考えるようになりまして。仕事が一区切りしたのを機に退職し、熊本に帰ってきました」

東京で10年以上働いた後にUターンした松尾さん。母校である県立大に転職
もともと県立大の大学院を修了している松尾さん。帰郷後、就職先を探していた折に、たまたま開いた母校のHPで職員募集の告知を見つけたという。
「自分の経歴を活かしながら、地域に役立つ仕事がしたい。そう思っていたので、県立大の職員はまさにうってつけでした」
一方、尾方さんは高知の大学へ進学し、マネジメントを専攻。卒業後はUターンして、熊本県内の銀行に就職した。
「地元に戻ったのは、県外に出たことで熊本の良さを再認識したからです。入行して3年半が経った頃、もう少しダイレクトに地域に貢献できる仕事はないかと考えるようになり、転職を決意。自分のやりたいことを見つめ直したとき、教育関連の仕事に携わる母の影響もあって、教育機関に興味を持つようになりました」

教務班の同僚と打ち合わせをする尾方さん
現在、尾方さんは大学運営の心臓部である教務入試課の教務班に所属。学生の履修や成績の管理をはじめ、カリキュラムの編成、教員のサポートなど、業務は多岐にわたる。
「事務職員というと単なるデスクワークと思われがちですが、実際はかなり幅広い業務を担っている。学生と関わる機会も多く、職場は活気にあふれています」と尾方さん。仕事の魅力を伺うと、「入学から卒業まで、学生の成長を見守ることができるところですね」とにっこり。
多岐にわたる業務という点では松尾さんも負けていない。これまで学生支援、予算編成、施設管理などさまざまな仕事に携わり、今は新学部設立に関する一部業務も担当。忙しくも充実した日々を送っている。
「覚えることは多いのですが、今まで触れることのなかった分野を学べるチャンスでもあるんですよね。いつも、新鮮な気持ちで臨むようにしています」と松尾さん。

事務局から見えるキャンパス内の広場
現在、プロパーの事務職員は12名。規模が大きくないからこそ、「風通しはとても良いですね」とふたりは声を揃える。職員同士の距離が近く、気軽に相談し合える空気が醸成されているという。
「若手の職員が、事務局のトップに自分の意見を表明するといったことも日常的に行われています。上の人たちもきちんと耳を傾けてくれますよ」と松尾さんが話せば、それを受けて尾方さんも「いろいろなバックグラウンドを持つ人が増えていますよね。私が入職したときもそうでしたが、中途採用者を“新しい風”として歓迎する文化があります」と頷く。
時間を経て見出した
自分らしい地域貢献のかたち

さりげなくデスクに置かれたくまモングッズ
一度地元を離れ、知見を広げたことで、熊本の素晴らしさを再発見したふたり。
「緑豊かで観光名所が多く、程よく都会でありながら人の温かみも残っている。バランスのいい街だと思います」と尾方さん。
松尾さんの楽しみは休日のドライブ。「阿蘇へよく出かけます。季節ごとに風景が変化し、何度訪れても飽きることはありません」

「一緒に仕事ができるのを楽しみにしています」とおふたり
愛する故郷に生き、この地の未来を担う若者をサポートする。それが、ふたりの見出した働き方であり、地域貢献のかたち。最後に、応募者へのメッセージを伺った。
「熊本という一地方ではありますが、今ここで起きていることは世界の最先端の事象に大きく関わっています。非常にチャレンジングで、その分喜びも大きい職場ですので、多くの方に興味を持っていただければうれしいですね」と松尾さん。
「本学は公立大学法人で、県職員に準ずる立場で働けます。非常に安定していますし、長期的なキャリアを築くという点でも魅力的。これまで培われてきた能力を、人を育てることに活かしてみませんか」と尾方さん。
あなたの経験が、これからの県立大の“新しい風”になる。