「ローカルディレクターのひとりごと」は、実際に地域での生活を通して感じたことや出会い、取材のこぼれ話などを綴ります――。
OFF TOKYOローカルディレクターの安江成美です。
まちなかで感じる、ジュビロ磐田のシーズン開幕
静岡県磐田市に住んでいると、Jリーグの開幕が近づくにつれて、まちの雰囲気が少しずつ変わっていくのを感じました。
横断幕や選手の写真が飾られたり、市内のあちこちでチームの旗やロゴマークを見かけたり。
市役所とららぽーと磐田にある磐田市情報館の2か所では、選手への応援メッセージを集める企画も行われていました。

磐田に移住してくる前は、正直ここまでジュビロ磐田がまちの中にいるとは思っていませんでした。
実際に暮らしてみると、まち全体でジュビロ磐田を応援しているんだという空気が、日常のあちこちに溶け込んでいることに気づきます。
14,000人以上が集まった、開幕戦の熱気
そして8月8日、2026シーズン初戦となる試合を、ヤマハスタジアムで観戦してきました。
私にとっては、磐田に移住してから2回目となるヤマハスタジアムでのサッカー観戦です。

ヤマハスタジアムはピッチと客席の距離が近く、選手のプレーを間近に感じられるのが魅力。
開幕戦ということもあり、キックオフ前のセレモニーでは炎が上がる演出もあり、会場は試合開始前から一気に盛り上がっていました。
当日は14,000人を超える観客が集まり、スタジアムはサポーターの声援で一体に。
ゴール裏では熱のこもった応援や歌が響き渡る一方、それ以外の席では家族連れや友人同士で会話を楽しみながら観戦する人たちの姿もありました。
熱く応援する人も、家族や友人とゆっくり楽しむ人もいる。
それぞれのスタイルでサッカーを楽しめる雰囲気も、印象に残っています。
応援する文化も、まちの雰囲気をつくっている
これまで磐田で暮らし、さまざまな人を取材する中で感じてきた、人と人との距離の近さ。
スタジアムでも、同じチームを応援しているというだけで、知らない人同士が同じプレーに歓声を上げる。
もしかすると、こうした“みんなで何かを応援する時間”も、磐田で感じる人とのつながりをつくっているのかもしれません。
子どもから大人まで、それぞれのスタイルでジュビロ磐田を応援している光景。
スポーツを通して人と人がつながっていくことも、磐田というまちの温かさにつながっているのかもしれないと思いました。
これからも続く、磐田の応援風景
シーズンはまだ始まったばかり。
これから1年、磐田のまちにはこのチームとともに過ごす日々が続いていきます。

まだ磐田で暮らして1年半の私も、ユニフォーム姿の人を見かけたり、試合の日のまちの空気を感じたりしながら、少しずつこの風景を「いつもの磐田」と思うようになるのかもしれません。
「サッカーのまち」って、チームがあるということだけじゃない。
暮らす人の日常の中に、そのチームがいるということなのかもしれません。
(2026/8/19)