「ローカルディレクターのひとりごと」は、OFF TOKYOローカルディレクターが実際に地域での生活を通して感じたことや出会い、取材のこぼれ話などを綴ります――
OFF TOKYOローカルディレクターになりました北側です。
2025年11月から鳥取市に移住し、早2ヶ月が経ちました。
ここでは、鳥取で暮らすローカルディレクターのリアルなお話をお届けしたいと思います。
鳥取に来ることになった理由
地元は長野県、大学進学で上京し10年ほど東京で暮らしました。
地元・長野は360度山に囲まれており、田んぼの様子で四季を感じるような場所でした。東京は、眠らない街・なんでも揃う街・やりたいと思ったら環境がすでにある街。その便利さに驚きや感動を覚えながらも、通勤電車に揺られているとき、ふと、どこかでもっと自分にあう暮らしがあるのではと思いはじめました。
そんな時にローカルディレクターの求人を見つけ、飛び込むことにしました。長野からも東京からも近いとはいえない鳥取に。
理由はひとつ、ちょっとおもしろそうと思ったからです。

雨が多いと聞いていたけど、土砂降りの1時間後には、ぱぁっと晴れたりする。
鳥取での暮らし
とはいえ、移住は人生の大きな選択だと思います。
実際に、地方の暮らしが自分にはきっと合っていると思いながら、東京の便利な暮らしを手放すまでに少し時間を要したのも事実です。
そんな私も鳥取に来てからは、2ヶ月の出来事とは思えないほどたくさんの方とお会いして来る前の不安は吹き飛び、ちょっとどころではなく「鳥取はすごくおもしろいまちなのかもしれない」と、じわじわ実感してきているところです。
鳥取県は人口最小県であり人口はおよそ53万人、鳥取市ではおよそ18万人。
だからか、いい意味でコミュニティがコンパクト。こっちの知り合いと、あっちの知り合いが知り合い同士だったりする、らしいのです。実は私もすでにそれを体験し、人と繋がる楽しさを感じています。
東京にいるときは、週末にイベントに行くことはあまりなかったのですが、そんな出会いを求めて出かけることも増えたなと思います。
ほかにも、来てからの発見や気づきはたくさんあります。
鳥取市は平成の大合併で8つの町と合併し現在の形になりました。取材や週末のお出かけで各町を周る中で、全く違う空気や地域性があることに驚きました。運転は慣れなかったのですが、各町を巡るドライブが趣味になりそうな予感がしています。
それぞれの特徴については、今後こちらでお話していきますので、お楽しみに。

週末ドライブで鹿野城跡へ。海まで見える絶景。
住んでいるからこそ伝えられる「ちょっとおもしろそう」を届けたい
さまざまな暮らしのかたちが増えてきている中で、私と同じように新たな暮らしを探している方に、鳥取の人やもの、そしてこの場所で起こっていることを通して、なにかヒントになるような発信ができたらいいなと思っています。
また、人生の大きな選択までいかなくとも実際に住んでいるからこそお届けできる、ディープな鳥取の魅力や観光情報も載せていく予定です。
みなさんに、「鳥取、ちょっとおもしろそう」と思ってもらうきっかけになれたら嬉しく思います。
これからどうぞよろしくお願いいたします。