「ローカルディレクターのひとりごと」は、実際に地域での生活を通して感じたことや出会い、取材のこぼれ話などを綴ります――。
OFF TOKYOローカルディレクターの安江成美です。
2025年1月に磐田市へ移住し、あっという間に2回目の夏を迎えていました。
1年目は、見るもののほとんどが「初めての磐田」。
でも2年目になると、「去年もここに来たな」と思う瞬間が少しずつ増えています。
そんな時間の積み重ねを、ふと実感した日のことです。
先日、取材活動でお世話になっている、磐田市役所の広報広聴・シティプロモーション課の方から、「ラジオの公開生放送があるから、ぜひ見学に来ませんか?」とお誘いをいただきました。会場はららぽーと磐田1階の磐田市情報館。

実は昨年もこのお誘いをいただき、見学していました。
去年は、移住してまだ半年ほど。どんな雰囲気のイベントなのか全く分からないまま会場に向かったのを覚えています。
それが今年は、「あの雰囲気か」と会場の様子を思い出しながら、「今年のゲストは誰だろう」と楽しみに向かう自分がいました。
同じイベントに、2年連続で足を運んでいる。その積み重ねに、磐田で過ごしてきた月日をふと感じました。
多くの人で賑わう会場
当日は平日の日中にも関わらず、多くの方が会場に足を運んでいました。
磐田市出身の俳優・野久保直樹さん、神谷天音さんをはじめ、ジュビロ磐田CROの山田大記さん、磐田市竜洋昆虫自然観察公園の館長こんちゅうクンが登場。
ジャンケン大会なども行われ、会場は終始賑やかな雰囲気でした。

世代を超えてつながる、一斉観戦の取り組み
ゲストのトークのなかで印象的だったのが、神谷さんの地元に関連したトークです。
神谷さんが小学生の頃に「ジュビロ磐田ホームゲーム小学生一斉観戦」に参加していたというお話でした。
2011年から、磐田市内の小学5・6年生がジュビロ磐田のホームゲームを観戦する取り組み。

私自身、この取り組みがあることを磐田に来て初めて知り、おもしろいなと感じていました。
それが今回、実際にその取り組みに参加していた方から当時の話を聞くことができた。
「磐田の子どもたちにとって、ジュビロの試合を観ることは、こんなふうに記憶に残っていくんだ」
そんなことを想像できたのが、今回の公開生放送での小さな発見でした。
同じ場所で気づいた、磐田での時間
去年と今年、同じ時期に、同じ場所で見た公開生放送。
会場の雰囲気は大きく変わっていないのに、そこへ向かう自分の感覚は少し変わっていました。
去年は「初めて見る磐田の風景」として見ていたものが、今年は「去年も見た風景」として目に入ってくる。
そんな小さな積み重ねが、磐田で過ごしてきた月日なのかもしれません。
私にとっては、こうして同じ風景を重ねていくことが、少しずつ磐田を身近にしている。
一方で、今回のお話を聞きながら、磐田で育った人たちには、子どもの頃から積み重ねてきた「磐田の風景」があるのだと気づきました。
そんな一つひとつの記憶が、地元への愛着につながっているのかもしれません。
なぜ、こんなにも磐田を大切に想う人が多いのだろう。
その理由を、これからもじっくり体感していきたいと思います。
(2026/8/25)