
2026年9月11日、ローカルハブスペース「OFF TOKYO」にて、山口県宇部市とともに「UBE NIGHT」を開催しました。
今回のテーマは、宇部市でのリアルな「暮らし」と「働き方」。
実際に宇部へ移住した方々の話を聞きながら、宇部の食やお酒を囲んで交流する一夜です。
当日は、宇部市に拠点を持つ方や、宇部市にルーツを持つ方なども参加。
話をしていく中で、思いがけない共通点やつながりが見つかりました。
「こんなところで、こんな人に会えるなんて」
そんな声も聞かれ、宇部について知るだけではなく、 宇部をきっかけに人と人がつながっていく 、和やかな夜となりました。
「彫刻のまち」宇部って、どんなところ?

まずは、宇部市について知るところからスタート。
宇部市は「彫刻のまち」として知られています。1961年から続く「UBE現代日本彫刻展」は、2024年3月に「最も長く続いている野外彫刻展」としてギネス世界記録に認定されました。
市内には山口大学医学部附属病院をはじめとする医療機関があり、人口1万人あたりの医師数は山口県内1位と紹介されました。
さらに、移住を考える人に向けて、お試し居住やオーダーメイドツアー、住宅情報バンク、移住後の交流会など、移住前から移住後までを支える取り組みも行われています。
制度だけではなく、宇部での暮らしを具体的にイメージできる話も交えながら、宇部というまちを知っていきました。
仕事を変えずに、暮らす場所を変える。「転職なき移住」

続いて、実際に宇部へ移住した重谷さんから、ご自身の経験をお話しいただきました。
埼玉県出身の重谷さんは、2022年に宇部へ移住。東京の会社での仕事をフルリモートで続けながら、宇部で暮らしています。
重谷さんが選んだのは、新しい土地への移住を機に仕事も変えるのではなく、「仕事はそのまま、プライベートだけ環境を変える」という選択でした。
仕事を辞めたり、これまで築いてきたキャリアをリセットしたりしなくても、暮らす場所は変えられる。 重谷さんの実体験から、「転職なき移住」という一つの選択肢が紹介されました。
実際に暮らしてわかった「ちょうどいい田舎」
移住前に思い描いていた地方暮らしと、実際の暮らしには違いもあったそうです。
現在は、生活や仕事に必要な都市機能がコンパクトにまとまった宇部の市街地で生活。
一方で、休日に少し足を延ばせば、自然豊かな場所で過ごすこともできます。
「自分には『ちょうどいい田舎』が合っていました」
という言葉がまさにピッタリ。
平日の暮らしやすさは保ちながら、休日には自然を楽しめる。都会か田舎かの二択ではない、宇部ならではの暮らしが紹介されました。
「移住して、仕事が面白くなりました」
さらに印象的だったのが、移住後の仕事についての話です。
重谷さんは現在も会社員として働きながら、市場調査や企画立案などを担当しています。
宇部へ移住したことで、東京と地方、両方の暮らしを知るようになり、それが仕事にも新しい視点をもたらしたといいます。
プレゼンでは、「都市の感性×地方の価値観」「社会課題を『自分ごと』の解像度で捉える」「思い立ったらすぐヒアリング」という3つの視点が紹介されました。
地方に暮らすことが仕事から離れることではなく、地域での暮らしや人との関わりが、仕事にもつながっていく。
実際に移住したからこそのリアルな変化を聞くことができました。
宇部をきっかけに、思いがけないご縁が

トークのあとは、宇部の食やお酒を囲みながら交流。
ここから、さらに会場が盛り上がっていきました。
ゲストと参加者だけではなく、参加者同士でも自然と会話が広がります。
話してみると、宇部市に拠点があったり、自身や家族のルーツが宇部にあったり。それまでお互いに知らなかった参加者同士に、思いがけない接点が見つかる場面もありました。
「こんなところで、こんな人に会えるなんて」
OFF TOKYOで出会った人同士が、宇部という共通点からつながっていく。
会場は終始和やかな雰囲気で、用意していた日本酒もなくなるほど。最後まであちこちで会話が続きました。
最後はみんなで「宇部のおさらい」
たっぷり交流したあとは、最後にみんなで宇部市についておさらい。
イベントの最初に紹介された宇部市の特徴や、トークの中で登場した話を振り返りました。
「宇部といえば?」
そんな問いかけにも、参加者の皆さんから次々と答えが。
イベントが始まったときよりも、宇部のまちや暮らしへの理解が深まり、最後には参加者自身が宇部の特徴を説明できるほどになっていました。
そして、締めくくりはじゃんけん大会!

プレゼントとして用意されたのは、宇部市のイメージキャラクター「チョーコクン」の公式イラストから誕生した、独特のゆるい表情が特徴の「ゆるチョーコクン」が刺繍されたトートバッグ。
トートバッグをかけて、会場みんなでじゃんけん!
交流からおさらい、そしてじゃんけん大会まで、最後まで笑顔の絶えない時間となりました。
知るだけではなく、「宇部をだれかに話したくなる」夜に
今回のUBE NIGHTで生まれたのは、宇部市についての新しい発見だけではありませんでした。
宇部で暮らす人の話を聞く。
宇部の食やお酒を楽しむ。
宇部に縁のある人と出会う。
そして、その場に集まった人同士にも、新しいつながりが生まれる。
宇部市では、お試し居住やオーダーメイドツアーに加え、移住者同士が気軽に話せる「うべ暮らし交流会」も年5回程度開催されています。
イベントが始まったときには知らなかった宇部のことを、帰るころには誰かに話したくなる。
まずは知る。人に会う。そして、また会いたい人や行ってみたい場所ができる。
そんな一つひとつの出会いが、地域との関わりを始めるきっかけになります。
OFF TOKYOではこれからも、地域を知り、人と出会い、次のつながりが生まれる場をつくっていきます。