子育てのそばに、地域のあたたかさを。 親子の笑顔と安心をつむぐ「つどいの広場」という居場所

幼い子どもと向き合う毎日。

家の中だけで過ごすには少し息が詰まる日がある。

いつもの公園で、元気いっぱいの子どもと遊んだ後、誰かと少し話したくなる日もある。

そんなとき、「今日はここで遊ぼう」「今日はここで少しゆっくりしよう」と思える場所が、まちの中にある。

西鉄新栄町駅から3分ほど歩くと現れる、大牟田市市民活動等多目的交流施設「えるる」の1階にある「つどいの広場」だ。

一歩足を踏み入れると、「こんにちは!」と元気に挨拶をして、子どもたちが入っていく部屋を見つける。

ふらっと立ち寄り、おしゃべりをして。
親子の心が軽くなる

広々とした部屋には、カラフルなおもちゃや絵本が並ぶ。子どもたちが自由にお気に入りを見つけ、のびのびと遊んでいる。

ここには、0歳から3歳までの子どもたちと保護者が集う。

好きな時間にふらっと立ち寄って親子で穏やかな時間を過ごしたり、スタッフさんや、他の保護者さんとおしゃべりを楽しんだりできる。

我が子を見守りながら「つどいの広場」に通ううちに、親同士が顔見知りになっていき、子育てについての情報交換をするという光景も日常だ。

「身構えなくて大丈夫」
迎えてくれるアットホームな先生たち
この優しくアットホームな空気感を支えているのが、つどいの広場のスタッフさん。

「毎月いろんなイベントを企画しています。予定表は、大牟田市の広報紙に載せたり、市役所に置いたり、最近始めたInstagramにも載せています」

予定表を見せながら、そう教えてくださったのは、「ひかり先生」こと梅野 日花里(うめの ひかり)さん。9年間の保育士経験を経て、つどいの広場のスタッフになった。

(予定表を見せてくださっているひかり先生)

そして、幼稚園教諭や保育園での長い勤務経験があるスタッフの山下 徳子(やました のりこ)さんもお話を聞かせてくださった。「のりこ先生」として親しまれている。

(左:のりこ先生 右:ひかり先生)

「イベントのなかでも、『赤ちゃんとほっとタイム』が特にイチオシなんです!ベビーマッサージの先生が来てくれて、赤ちゃんたちのマッサージを教えてくれるんです。赤ちゃんが気持ちよさそうにしてるのに癒されるんですよ〜」

<『赤ちゃんとほっとタイム』の様子>

少し前からInstagramも始め、施設の雰囲気やイベントの内容がより多くのお母さん・お父さんに伝わるように奮闘しているのだとか。

「『子育て支援センター』って聞くと、最初は少し身構えてしまう方もいると思うんです。だからこそ、この広場の温かい雰囲気を発信して、初めての方でもふらっと気軽に来やすい場所にしていきたいと思っています」

心地よいリズムと笑顔が響く。親子で元気体操
取材の日、3階の音楽室で開催されていたイベントは「親子で元気体操」

音楽に合わせて、親子でリズムをとりながら手足を動かしたり、バランスボールを使って体を弾ませたりと、部屋いっぱいに笑顔が広がっていた。

みんなで輪になったり、親子ペアで体操をする時間もあり、親同士の交流の場にもなっていた。

参加された方に今日のイベントについて聞いてみる。

「子どもが、ボール遊びが好きだったみたいで、終わりの時間ギリギリまでずっと遊んでて。楽しそうな子どもと一緒に遊べて、私もすごく楽しかったです」と嬉しそうに語ってくれた。

他の子どもたちや親御さんたちと交流ができることはもちろん、家ではできない遊びを知れるのも、つどいの広場の魅力だ。

「抱え込まなくて大丈夫。
一緒に、子育てを」

取材の間、たくさんいる子どもたち一人ひとりを名前で呼ぶスタッフのお2人が印象的だった。

「ここに来てくださるお母さんお父さんと一緒に、子どもたちを見守っていきたいんです。ひとつの家庭で抱え込まず、地域で子育てをしていきたい」と熱く語ってくださる、のりこ先生とひかり先生。

そんなお2人は、新しく「のりぴかティーチャーズ」というユニットを組んで、今後新しいイベントを企画していくのだとか。

<「のりぴかティーチャーズ」のユニット画像>

初回のイベントがある8月に向けて、特別な被り物も用意しているという。

「ここに来たら面白い先生いるよ!笑っちゃうよ!楽しくなるよ!って、広がるような場所を目指してるんですよね」

パワフルなのりこ先生と話していると、自然と笑顔になってくる。

11月には、えるる全館を貸し切ってのイベントも予定しているそう。

「私たちスタッフや、ここに来られる方と一緒に子育てができたらなと思っています」ひかり先生も力強いメッセージをくださった。

お2人は、お母さんやお父さんたちの心にそっと寄り添い、一緒に悩み、一緒に笑い合える関係を何よりも大切にしている。

子育てをしていると、「これって、どうしたらいいんだろう」と立ち止まる瞬間が度々訪れる。その積み重ねが、抱えきれない大きさになることも。

そんなときに、気分転換にふらっと遊びに来るのもよし、誰かに相談したくて足を運ぶのもよし。

アットホームなスタッフさんたちが、親子のペースに寄り添いながら、あたたかく迎えてくれる。

取材後記

インタビュー中も息がぴったりで、話しているだけで元気を分けてもらえるような「のりピカティーチャーズ」のお2人。

子どもたちを見つめる優しい眼差しはもちろん、毎日一生懸命に子どもと向き合うお父さん・お母さんたちを「丸ごと包み込んで肯定してくれる包容力」が、この広場の一番の魅力だと感じた。

子育て中、少し疲れちゃったな、誰かとおしゃべりしたいな。そう思ったときはぜひ、えるるの「つどいの広場」をふらっと覗いてみてほしい。そこにはきっと、あなたの心をふっと軽くしてくれる、あたたかい出会いと笑顔が待っているはずです。

「つどいの広場」は、火曜日から土曜日の10:00から16:00まで、お子様と保護者様がゆっくり過ごせるように開かれています。

力をいれているという、Instagramもぜひ見てみてくださいね。

つどいの広場のInstagramアカウント

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