「ローカルディレクターのひとりごと」は、OFF TOKYOローカルディレクターが実際に地域での生活を通して感じたことや出会い、取材のこぼれ話などを綴ります――
鳥取市のローカルディレクター・高橋です。
昨年11月に移住し、はや10ヶ月。あっという間に季節がめぐり、夏がやってきました。
鳥取ならではの夏の過ごし方はあるのだろうか?
地元の方に話を聞いたり、商店街のポスターやSNSをチェックしたりするうちに、4週連続で「土曜夜市」が、その次の週には鳥取を代表するお祭りの「しゃんしゃん祭り」が開催されることを知りました。
これまでに暮らした場所では、お祭りは“年に一度の特別な行事”でした。でも、鳥取では週末のたびにお祭りが開催されます。
立ち並ぶ屋台や人々の活気といった非日常を何度も体験できるなんて… 驚きと期待が入り交じるなか、5週にわたる鳥取での夏が始まりました。
4週連続!
イベントも盛りだくさんな土曜夜市
土曜夜市は、7月18日から4週連続で、鳥取駅の北口から真っ直ぐ伸びる本通商店街と、その近隣エリアを舞台に開催されました。
大きな提灯やお神輿が飾られ、道いっぱいに屋台が並びます。

屋台の灯りや、あたりに漂う香り、家族や友達と楽しむ姿… 学生を卒業して以来、しばらく遠ざかっていたTHE・お祭りの雰囲気にテンションが上がりました!

左:ジャズバンドによる生演奏|右:3×3バスケチームのパフォーマンス
屋台以外にも、音楽・スポーツ・アートなどのイベントが週替わりで開催されているのも土曜夜市の特徴。どのイベントに参加しようかと考えるのも、楽しみの1つです。
暮らしに溶け込み、いつもの商店街を活気に満ちた場所に変える“特別だけど遠くない”お祭りを味わった夜でした。
熱気と歴史を体で感じた、しゃんしゃん祭り
そしてもうひとつ、楽しみにしていたのが8月14日のしゃんしゃん祭りでの「一斉傘踊り」。鳥取に来てから、地元の方に何度も「鳥取といえばしゃんしゃん祭り」と聞いていたので、当日を心待ちにしていました。
一部と二部を合わせて100を超える連(一緒に踊るグループ)が参加する一斉傘踊り。
鳥取駅前の大通りを埋め尽くす数千の踊り手と鮮やかな傘の美しさに圧倒されました。

初めて見る傘踊り。ダイナミックに舞う傘と、あたりに響く柔らかな鈴の音に釘付けになりました。

子どもから大人まで、海外の方も一緒になってひとつの連で踊る姿がとても印象的でした。 沿道から届けられる踊り手を鼓舞するたくさんの声援や拍手に、この街で62回にわたって愛されるしゃんしゃん祭りの歴史と魅力を感じました。
まだ見ぬ出会いが待つ、この街で
私にとっては年に一度、特別な日にだけ訪れるお祭りが、5週連続で続いた鳥取での夏。
お祭りの特別感を何度も味わえる、不思議だけど贅沢で、思い出に残る体験になりました。
来年はどんな夏になるのだろう。
またひとつ、鳥取で過ごす日々に楽しみが増えました。