好きなことができる場所で暮らす。鳥取の海で実現した「いつか、やりたかったこと」

 

好きなことを思いっきり楽しむための移住。そんな暮らしの選択を叶えたサーファーがいます。

鳥取市にある白兎海岸の近く。車で走っていると鮮やかな青い看板が特徴的なお店が目にとまる。見えたのは、「COCO BLUE SURF」というサーフショップ。

「いらっしゃいませ!」と笑顔で迎えてくれたオーナーの田中さんは、兵庫県出身。就職を機に関東へ移住し、湘南の海でサーフィンに出会いました。

そんな田中さんが好きなことを諦めずに続けるために選んだのは鳥取市。

サーフィンをきっかけに鳥取へ移り、好きなことを仕事にした田中さん。自分の大切にしたいものを暮らしの真ん中に置く、そんな鳥取での生き方を紹介します。

気づいたら夢中になってた

田中さんの1日は波の調子によって決まる。波がいい日は早朝から海へ。

予約のある日はお客さんにサーフィンを教える。予約がない日も、自身の練習にとサーフボードを担いで出かける。

サーフィンとの出会いは、湘南。23歳のとき、仕事で忙しくするなかで体を動かす趣味をはじめたいと思っていた。

バスケットボールなどさまざまなスポーツを体験するなかで、出会ったのがサーフィン。

ボードに乗れた瞬間の水の上に立つ感覚が不思議で他のスポーツにはない感覚が楽しかった。

田中さんが、初心者用のボードよりも難易度が高い短いボードに乗れたのは、それから半年後。サーフィンの一筋縄ではいかない難しさが、負けず嫌いの田中さんを夢中にさせた。

 

好きなことを続けるための選択

湘南の海でサーフィンを楽しんでいた田中さんだが、年齢を重ねるうちに両親の近くで暮らしたいと思うようになり、地元の兵庫へ戻ることにした。

「地元は山に囲まれた場所だったので、戻ってからもサーフィンができる場所を探していました」

そんな田中さんに、友人が鳥取に良いサーフスポットがあると教えてくれた。

来てみたら、波のポイントがいくつもあり人は多くない。湘南では常に大混雑だったが、鳥取の海は混雑とは無縁。

なによりたった100円で温泉を汲めるスポットがいくつもある。日本海側は夏よりも、秋から春にかけてがシーズン。サーフィンのあとの冷えた体に浴びる温泉は特別だった。

次第に鳥取市の街中にも遊びに行くようになった。

「少し車を走らせれば、生活に困らないだけのお店もあるし、大学もあって若者も多く活気もあるなって思いました」

想像以上に暮らしやすい街だとわかってきた。さらに地元へも車で1時間ほどで帰れる。

好きなことを続けるための条件が、ここには全部揃っていた。田中さんは、鳥取に住むことを選択した。

 

続けた先に舞い込んだチャンス

移住後、仕事のあてはなかった。移住前に鳥取に来るたびに泊まっていた宿のオーナーとは移住後も関係が続いていた。自身もサーファーであるそのオーナーに「スクールをやってみないか」と声をかけてもらったことが転機になった。

「いつかはサーフィンを仕事にしたいとずっと思っていたので、迷いはなかったです」

サーフィンスクールを開業し、好きなことを仕事にすることができた。次第にお客さんも増えてきたころに、空き家のオーナーとつながりサーフショップ、COCO BLUE SURFを開業。

今のCOCO BLUE SURFは9割が初心者、1人で来る方が8割。田中さん自身も1人でスクールに飛び込んだからこそ、初心者にもやさしいサーフショップが誕生した。

 

飛び込んだ先の未来

田中さんが海に入りに行くと、スクール生がすでに海にいた。声をかけて、一緒に波を待つ。

そんな姿からスクール生との関係性が垣間見える。

「1人で来るお客さんが多いですから。一緒にやりましょうよ!」

好きなことを続けるための選択として、鳥取市で暮らすことを選んだ田中さん。湘南に住んでいるときには想像もしなかったこの場所で、今は好きなことが仕事にもなった。

そんな暮らしが実現できる鳥取で、田中さんは今日もサーフィンの魅力を伝え続ける。

 

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